甘くて貯蔵性に優れた自然栽培の「種有りスチューベン」
スチューベンは「ウェイン」と「シェリダン」の交配種でアメリカで育成されたぶどうです。1947年に発表され日本へは1952年(昭和27年)頃に導入されました。糖度は20度前後と高く酸味が少ない品種です。
香りがよく果汁も豊富で、粒が多く貯蔵性に優れ秋から冬にかけても美味しく食べられます。
ちなみに人気の高い「シャインマスカット」の親の親なので、スチューベンはシャインマスカットの祖父母的な存在です。

スチューベンは本来種のある品種ですが、一般に市場に出回る商品は開花期のブドウの房をジベレリンというホルモン溶液につけることで種をなくしています。ジベレリン処理は2回行い、1回目は受精（種子形成）を阻害するため、2回目は子房の肥大（果粒肥大）促進を図るために行います。
高額な美しいぶどうを作るために、余分な枝を切り落とす剪定、種なしにするジベレリン処理、果粒を大きくしたり房型を整える花穂整形や摘粒など、生産者さんは膨大な作業をこなしています。

本商品は、そんな手間を一切はぶき、本来の自然のままの姿・味をお届けしたいと「自然栽培」に拘ったスチューベンです。摘果も種なし処理もしないので実の大きさは不ぞろいな上、種があります。さらに完熟で収穫するため脱粒しやすいので市場では受け入れられる事の無い規格外品です。

「自然派食材」に対する意識が高いご家庭向きですので、贈答用には向きません。

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