生薬としても使われているまたたび虫癭果。
またたび虫癭果(ちゅうえいか)とはつぼみの頃か、花の開く直前に、花の中心の子房に「マタタビアブラムシ」や「マタタビミタマバエ」などの小さな昆虫が産卵します。卵を産み付けられた子房は、正常な果実になれず異常な発育をし、虫こぶ状のものになります。
これを虫癭果といい、古くから漢方薬としても使用されてきました。
生薬名は「木天蓼」と呼びます。

煎じるととても苦いのですが、ホワイトリカーなどに氷砂糖と一緒に漬け込み、半年ぐらいすると濃い褐色の少し苦い薬用酒ができます。
薬用酒には冷え性や関節痛、神経痛、疲労などに効果があるとされています。

注）体質によってはアレルギーなどを起こす場合があります。利用により、万一、体調が悪くなられた場合は医師にご相談下さい。

ご自宅で乾燥すれば、「木天蓼」ができます。
ネコ様のおやつにもおススメ。

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