お知らせ

凍霜害(とうそうがい)被害による果樹収穫量低減のお知らせ。

フルーツ大国信州の中でも、屈指の標高と寒暖差を有する佐久地域。毎年ご購入の皆様に高い評価を頂いてます。
本年もご予約・販売開始時期のお問い合せが多く届いていますが、残念な事に凍霜害(とうそうがい)の被害が予想以上に大きく、
品種によっては量の確保がとても厳しい状況になってしまいました。(佐久地域の果樹の被害総額予想は3.2億円)

凍霜害とは凍結による凍害と、霜による霜害を合わせた言葉で、
春季の降霜や降雪により、果樹の新芽や花が枯れてしまい、果実の成長に悪影響を及ぼす被害のことです。
特に開花時期の降雪による受粉果の凍結は結実の割合を大きく低減させてしまいます。


暖冬の本年は例年に比べ開花の時期が1週間~2週間早く、開花直後の寒波により当地域の凍霜害被害は計り知れません。
1本で数個の結実という樹も多く見かけます。
梅・柿は特に大きな被害を受けており壊滅的な状況。他の果樹も軒並み例年の収穫量を大幅に下回る予想がされています。

ご購入予定の方にはストレスをお掛けする状況が発生してしまい、心よりお詫び申し上げます。
現在なるべく多くの皆様にお届けできるよう日々奔走しています。確保でき次第都度「買い物カゴ」を開けて行きますので、ご協力何卒よろしくお願い申し上げます。

果樹の「隔年結果」が1年おき繰り返すとすれば来年は「豊作」の年。皆様同様来年の豊作を願ってやみません。

「隔年結果」とは


残念ですが、本年は「不成り年」。1粒も結実していない樹もございます。
多くの果実を着ける成り年(表年)とほとんど着けない不成り年(裏年)が繰り返される現象を「隔年結果」と呼び、
果樹は1年おきに豊作・不作を繰り返すと言われています。(工夫により回避している生産者さんもいらっしゃいます。)
リンゴ・カキ・クリなど樹体条件が翌年の開花結実に影響を及ぼす果樹でみられる現象です。
「隔年結果」は必ずしも一年おきに繰り返すわけではなく、「成り年」が3年に1回の梨(一部)や、数年に1回のドングリ類もあります。

本来は「今年分の果実の成長」と「来年の花の準備」が同時に行われることが主な原因と言われています。
○果実がたくさんなると来年の花の準備まで養分が回らないから、次の年は花(果実)が少なくなる。
○果実が少ない年は来年の花の準備に養分がしっかり回せるから、次の年は花(果実)が多くなる。
この繰り返しをしているようですが、気象災害・管理不良などの要因も影響しています。

ただでさえ本年は「不なり年」と覚悟していましたが、凍霜害の影響がこれほど強く出ることは予想できませんでした。
ご承知のように、私たちの地域は【天空彩園】の名が示すように国内屈指の過酷な自然環境と標高の高い地域。
果樹全般に大変厳しい収穫量予想が伝わってきておりますが、「霜」の通り道から逸れた場所では例年の8割程度の収穫を見込める農園もございます。
私たちの地域に限らず国内の果樹産地では強弱の差はあるものの凍霜害の影響を受けており、本年の価格高騰は否めない状況ですが、【天空彩園】ではなるべく多くの量の確保と価格の抑制に努めてまいります。

2023年 果樹 収穫予想

本年の佐久地域の果樹の収穫量は、場所により異なりますが、全体としては大変厳しい予想がされています。
下記は現時点での【天空彩園】の生産者さんの収穫予想です。(10月下旬時点)
下記表の収穫予想の数字は、例年と比較した%です。
※今後の生育状態により、変動がございます。最新状況が伝わり次第更新しています。

■プルーン

■桃

■五輪久保りんご

■りんご

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